この共同レポートで、フィンランドのユハ・ペンティカイネン博士とマーヤ・ペンティカイネン修士は「5次元の宗教」、つまり認識的、感情的、行動的、社会的、文化的な側面の説明をし、彼らのサイエントロジー教会の事例研究が反映されているそれらの観念を検討し、評価しています。 結果として、サイエントロジストの神学的理論、実践、社会生活の概観を、豊富な実例とともに説明しています。 彼らは述べています。「私たちの見解によると、サイエントロジーが新しい宗教と見なされる理由は数多くあります。 特にその分類に適合しているのは、それがまさに『宗教』という言葉の極めて西洋的な意味を持った、西洋発祥の現代的宗教であるということです。 それは明らかに、より広く社会に宗教的メッセージを伝えるのに、現代的な社会・文化ネットワーク・メディアを利用して西欧諸国に出現した新しい『宗教性』の現れです。 したがって、私たちはサイエントロジーが宗教であることを発見しました。」
ユハ・ペンティカイネン博士は、フィンランドのヘルシンキ大学の宗教学名誉教授であり、ノルウェーのトロムソ大学の比較宗教学研究所の創設者、およびフィンランドのロヴァニエミのラップランド大学の北方民族誌の教授です。 彼は1968年にフィンランドのトゥルク大学から博士号の学位を受け取った後、1972年にヘルシンキ大学で、宗教研究の新たな専門分野を始めるよう任命されました。 彼は、さまざまな大学で宗教学、文化/社会人類学、民俗学、スカンジナビア研究の客員教授を務めました。カリフォルニア州(ロサンゼルス、バークレー校)、テキサス州(オースティン)、ミネソタ州(ミネアポリス)、インディアナ州(ブルーミントン)、ローマ (サピエンツァ)などです。 そして国連やユネスコのフィンランド代表を務め、フィンランド政府や聖職者によって推薦された、いくつかの作業部会や委員会のメンバーやアドバイザーでもあります。 ペンティカイネン博士は、世界各地でフィールドワークを行い、60ヵ国以上で講演してきました。 彼は宗教研究に関する数百もの記事、何十冊もの書籍の著者であり、数多くのフィルムを制作しました。 彼のフィンランド語の書籍は、フランス語と英語に翻訳されています。その内訳は、Oral Repertoire and Worldview: An Anthropological Study of Marina Takalo’s Life History(1978年)、Kalevala Mythology(改訂版1999年)などです。 1995年に、彼はフィンランド科学アカデミーのメンバーに推薦されました。
マーヤ・ペンティカイネン修士は、タンペレ市の外国人事務所の所長でした。 タンペレ大学での博士論文は、フィンランドにおけるアフリカやアジア難民の人種差別撤廃をテーマにしました。 彼女はタンペレとヘルシンキの大学で講演し、特にフィンランドにおける、外国人、移民、難民、彼らの社会問題、価値観や宗教の主題に関する専門家グループや委員会へのソーシャルワーカーとして彼女の専門知識を提供してきました。
サイエントロジー、社会科学そして宗教の定義
by ジェームズ A. ベックフォード(イギリス、ワーウィック大学社会学教授)
社会の変化と新宗教運動
by ブライアン R. ウィルソン博士
(オックスフォード大学・社会学名誉助教授)
サイエントロジー教会
by ユハ・ペンティカイネン、マーヤ・ペンティカイネン(フィンランド、ヘルシンキ大学)
サイエントロジーと他の宗教との関係
by 澤田二美雄(沙葉)(唯一神道秘伝八代目継承者、アフルル・バイト世界連合総務)
サイエントロジーの宗教的性質
by ジェフリー・パリンダー博士(メソジスト派聖職者、ロンドン大学比較宗教学教授)
宗教哲学、宗教および教会
by G.C. オーサイゼン(南アフリカ、ナタール州ダーバン・ウェストビル大学宗教科学教授)
サイエントロジー ― 新しい宗教
by M. ダロル・ブライアント博士(カナダ、ウォータールー大学レニソン校宗教・文化学教授)
棄教者と新しい宗教運動
by ブライアン R. ウィルソン博士
(オックスフォード大学・社会学名誉助教授)
サイエントロジー:その宗教組織と教義の分析ならびに比較
by ブライアン R. ウィルソン博士
(オックスフォード大学・社会学名誉助教授)
新しい宗教運動に関する棄教者による証言の信頼性
by ロニー・クリーバー博士(宗教学教授)
シー・オーガニゼーション、そしてサイエントロジー教会内でのその役割
by フランク K. フリン博士(宗教学助教授)
サイエントロジーの宗教的性質に関する簡潔な分析
by J. ゴードン・メルトン(ベイラー大学)、サミュエル・ヒル、ギャリー・ブーマ、アービング・ヘクサム
サイエントロジー教会の宗教儀式
by ブライアン R. ウィルソン博士
(オックスフォード大学・社会学名誉助教授)
サイエントロジーは宗教なのか?
by アラン W. ブラック教授(オーストラリア、ニューサウスウェールズ州アーミデール、ニューイングランド大学社会学準教授)
サイエントロジーは宗教なのか?
by ディーン・ケリー(全米キリスト教会協議会)
宗教に対する寛容と宗教の多様性
by ブライアン R. ウィルソン博士
(オックスフォード大学・社会学名誉助教授)
サイエントロジー、南アフリカの宗教
by デビッド・キデスター(南アフリカ、ケープタウン大学比較宗教学教授)
サイエントロジー:真正な宗教
by ウルバノ・アロンソ・ギャラン(ローマ、グレゴリウス大学哲学・神学教授)
サイエントロジー:精神的精神的自己認識への道
by ミハイル・シベルトセフ(モスクワ科学アカデミー)
サイエントロジー:信仰共同体
by ロニー・クリーバー(南メソジスト大学)
サイエントロジーと、社会科学における宗教の現代的な定義
by アレハンドロ・フリヘリオ博士(ブエノスアイレス、アルゼンチン・カトリック大学社会学教授)
サイエントロジーとイスラム、その類似性の研究
by 澤田二美雄(沙葉)(唯一神道秘伝八代目継承者、アフルル・バイト世界連合総務)
サイエントロジーと宗教
by クリスティアン・フォンク(ベルギー、アントワープ、比較宗教学部長)
サイエントロジー 東洋および西洋の宗教との比較
by ペル・アルネ・ベルグリー(ストックホルム大学宗教史教授)
サイエントロジー、その宇宙論、人類学、倫理と方法論の体系
by レジ・ドリクブール(フランス、リール第3大学宗教社会学教授)
サイエントロジー ― その歴史的な形態上の枠組み
by ダリオ・サバトゥッチ(ローマ大学宗教史教授)
サイエントロジー:その真の性質
by ハリー・ヘイノ(フィンランド、タンペレ大学神学教授)
サイエントロジー:その宗教性の特徴
by フランク K. フリン(ワシントン大学宗教学助教授)