1950年代初期に生まれたサイエントロジー宗教は、その創設以来、世界各地の宗教学者からの関心を集めてきています。
この研究では、これまでに出版されたサイエントロジーに関する何百もの既存の研究報告の内、4つの分析の要約を掲載しています。 それらは1978年から1981年にかけて著述されました。 これらの著者はそれぞれ独特の見解を持ち、地理的にも、哲学的にも多様性を示しています。
J. ゴードン・メルトン博士は、テキサス州ウェイコ、ベイラー大学宗教学研究所、アメリカ宗教史教授です。 40年以上にわたり、テキサス州ウッドウェイに本拠を置くアメリカ宗教学研究所所長を務めています。 2011年にベイラーに入社する前は、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の研究専門家として働いていました。現在、キャンパス内のデビッドソン図書館にはJ. ゴードン・メルトン・アメリカン宗教コレクションが収蔵されています。 メルトン博士は何百もの論説の著者であり、宗教の学術研究に関する35冊以上の書籍があります。その内訳は、Melton’s Encyclopedia of American Religions(第8版、2009年); Religions of the World: A Comprehensive Encyclopedia of Belief and Practice(第2版、2010年); Religious Celebrations: An Encyclopedia of Holidays, Festivals, Solemn Observances, and Spiritual Commemorations (2011年); および最新の全4巻からなるFaiths across Time: 5,000 Years of Religious History(2014年)などがあります。 彼は1964年にアラバマ州のバーミンガム・サザンカレッジ(文学学士)、1968年にギャレット福音神学校(修士)、1975年にノースウェスタン大学(博士)を卒業し、ユナイテッド・メソジスト教会の長老として叙任されました 。 彼はイタリアのトリノにある新宗教研究センター(CESNUR)の国際委員会のメンバーです。
サミュエル S. ヒル博士は、フロリダ大学の宗教学名誉教授であり、1972年から1977年まで学部長を務めました。 それ以前には、ノースカロライナ州立大学とステットソン大学で教えました。 ヒル博士は、アメリカの宗教史、新宗教、特にアメリカ南部の宗教の分野で著名な学者です。 彼は何十もの記事を執筆し、十数冊の著作や編集をしました。その内訳は、Southern Churches in Crisis(revised and updated, 1999年); The South and the North in American Religion(1990年); Handbook of Denominations in the United States(tenth edition, 1995年); およびOne Name but Several Faces: Variety in Popular Christian Denominations in Southern History(1996年)などです。 ノースカロライナ大学(アッシュビル)での「アメリカ南部宗教のサム・ヒル講演」は、彼の栄誉にちなんで命名されました。
ギャリー D. ブーマ博士は、メルボルンのモナーシュ大学(オーストラリア)の異文化や異宗教間関係学名誉教授です。 彼は叙階聖公会司祭であり、社会学、公共政策の分野で高い評価を受けている研究者です。 彼は25冊にわたり執筆や共同執筆しており、 その内訳は Australian Soul: Religion and Spirituality in the Twenty-First Century(2006年); Democracy in Islam(2011年); Being Faithful in Diversity: Religions and Social Policy in Multifaith Societies(2011年); およびReligious Diversity in Southeast Asia and the Pacific Islands: National Case Studies (2014年)などです。 彼は宗教研究のためのオーストラリア協会会長だけでなく、世界の宗教会議の議長を務めてきました(2009年)。 2013年に彼は、オーストラリア勲章のメンバーとして任命されました。
アーヴィング・ヘクサム博士はカルガリー大学の宗教研究の教授です。 彼はブリストル大学から博士号を取得し、宗教と政治、ナショナリズム、新宗教、アフリカのキリスト教と学術詐欺の分野の専門家です。 彼は10冊以上の本と数十もの記事を執筆や編集しました。その内訳は、The Irony of partheid(1981年); Understanding Cults and New Age Religions(1986年, ウォルター・ブロックと); New Religions as Global Cultures(1997年, カーラ・ポーウィと); およびUnderstanding World Religions(2011年)などです。
サイエントロジー、社会科学そして宗教の定義
by ジェームズ A. ベックフォード(イギリス、ワーウィック大学社会学教授)
社会の変化と新宗教運動
by ブライアン R. ウィルソン博士
(オックスフォード大学・社会学名誉助教授)
サイエントロジー教会
by ユハ・ペンティカイネン、マーヤ・ペンティカイネン(フィンランド、ヘルシンキ大学)
サイエントロジーと他の宗教との関係
by 澤田二美雄(沙葉)(唯一神道秘伝八代目継承者、アフルル・バイト世界連合総務)
サイエントロジーの宗教的性質
by ジェフリー・パリンダー博士(メソジスト派聖職者、ロンドン大学比較宗教学教授)
宗教哲学、宗教および教会
by G.C. オーサイゼン(南アフリカ、ナタール州ダーバン・ウェストビル大学宗教科学教授)
サイエントロジー ― 新しい宗教
by M. ダロル・ブライアント博士(カナダ、ウォータールー大学レニソン校宗教・文化学教授)
棄教者と新しい宗教運動
by ブライアン R. ウィルソン博士
(オックスフォード大学・社会学名誉助教授)
サイエントロジー:その宗教組織と教義の分析ならびに比較
by ブライアン R. ウィルソン博士
(オックスフォード大学・社会学名誉助教授)
新しい宗教運動に関する棄教者による証言の信頼性
by ロニー・クリーバー博士(宗教学教授)
シー・オーガニゼーション、そしてサイエントロジー教会内でのその役割
by フランク K. フリン博士(宗教学助教授)
サイエントロジーの宗教的性質に関する簡潔な分析
by J. ゴードン・メルトン(ベイラー大学)、サミュエル・ヒル、ギャリー・ブーマ、アービング・ヘクサム
サイエントロジー教会の宗教儀式
by ブライアン R. ウィルソン博士
(オックスフォード大学・社会学名誉助教授)
サイエントロジーは宗教なのか?
by アラン W. ブラック教授(オーストラリア、ニューサウスウェールズ州アーミデール、ニューイングランド大学社会学準教授)
サイエントロジーは宗教なのか?
by ディーン・ケリー(全米キリスト教会協議会)
宗教に対する寛容と宗教の多様性
by ブライアン R. ウィルソン博士
(オックスフォード大学・社会学名誉助教授)
サイエントロジー、南アフリカの宗教
by デビッド・キデスター(南アフリカ、ケープタウン大学比較宗教学教授)
サイエントロジー:真正な宗教
by ウルバノ・アロンソ・ギャラン(ローマ、グレゴリウス大学哲学・神学教授)
サイエントロジー:精神的精神的自己認識への道
by ミハイル・シベルトセフ(モスクワ科学アカデミー)
サイエントロジー:信仰共同体
by ロニー・クリーバー(南メソジスト大学)
サイエントロジーと、社会科学における宗教の現代的な定義
by アレハンドロ・フリヘリオ博士(ブエノスアイレス、アルゼンチン・カトリック大学社会学教授)
サイエントロジーとイスラム、その類似性の研究
by 澤田二美雄(沙葉)(唯一神道秘伝八代目継承者、アフルル・バイト世界連合総務)
サイエントロジーと宗教
by クリスティアン・フォンク(ベルギー、アントワープ、比較宗教学部長)
サイエントロジー 東洋および西洋の宗教との比較
by ペル・アルネ・ベルグリー(ストックホルム大学宗教史教授)
サイエントロジー、その宇宙論、人類学、倫理と方法論の体系
by レジ・ドリクブール(フランス、リール第3大学宗教社会学教授)
サイエントロジー ― その歴史的な形態上の枠組み
by ダリオ・サバトゥッチ(ローマ大学宗教史教授)
サイエントロジー:その真の性質
by ハリー・ヘイノ(フィンランド、タンペレ大学神学教授)
サイエントロジー:その宗教性の特徴
by フランク K. フリン(ワシントン大学宗教学助教授)